日機連では、毎年関係工業会の協力を得て、年度ごとの機械工業の生産額見通し調査を行っているが、このほど平成27年度見通しの集計結果(調査時点平成27年6月)がまとまったので、その概要を紹介する。 なお、詳細については、日機連ホームページ(http://www.jmf.or.jp)を参照してください。 また、機種別の生産額(26年度実績、27年度見通し)、輸出額(26年度実績)などについて更に詳しくお知りになりたい方は、業務部(TEL:03-3434-5383)まで問い合せ下さい。
平成27年度は2.6%増と3年連続の増加見込み
機械工業の主な動向は次のとおりである。
<平成27年度の生産動向> 日本の機械工業は、回復傾向で推移している。今後は企業収益の更なる改善、金融緩和政策、為替の安定による輸出の継続、原油価格の安定により、緩やかな回復の動きを辿っていくものと見られるが、引き続き国内では電力料金の高値安定、生産拠点の需要地立地の趨勢、原材料、資源を巡る地政学的なリスク等のマイナス面を抱えている。また、海外でも米国の景気は底堅いと見られるが、欧州の景気回復は緩やかで、中国をはじめとする新興国は景気減速への不安を依然として抱えている。 機械工業の主な動向は次のとおりである。
(一部、日機連試算)
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