規格の紹介

規格の紹介

■規格の紹介

 ご紹介する規格は「機械類の安全性-JIS B 9700との関係-第4部:機械製造業者がITセキュリティ面を考慮するための指針(TR B 0039-4:2021)」です。

 この標準報告書(TR)は、2018年に第1版として発行されたISO/TR 22100-4を基に、技術的内容及び構成を変更することなく作成した標準報告書(TR)です。

  現在、製造業ではICT技術の利活用が進められていますが、機械類にICT技術を適用した場合、ITセキュリティの問題が機械類の安全性に影響を与えることが想定されます。本文書は、このような問題に対処するための指針を示すものです。

  本文書の主な目的は、意図的な悪用等による安全関連制御システムへのアクセスに関連したITセキュリティ攻撃によって影響を受ける恐れのある機械安全の側面に対処する指針(ITセキュリティの脅威を特定し、対処するための本質的な情報)を機械製造業者に対して提供することです。

  直接的な対象者は機械製造業者ではあるものの、ITセキュリティのリスクへの対処については、コンポーネント供給者、機械製造業者、インテグレータ及び機械使用者間の協力が必要であり、製造業者の視点からの関係者全員の関与が必要であることが示されています。

 

この文書の位置づけは、タイトルが示す通り「指針」であり、詳細な仕様を示すものではなく、機械安全とITセキュリティのリスク要素の違い、機械安全に影響を及ぼすITセキュリティリスクを検討するための一般的プロセス、また機械の安全法規や JIS B 9700等との関係等を示しています。