日機連講演会「機械安全方策の適用事例の紹介」を開催

日機連講演会「機械安全方策の適用事例の紹介」を開催

 日機連では、国内産業への機械安全普及活動の一環として毎年度講演会を開催し、主要な国際規格を紹介する他、機械安全に関係する幅広い情報を発信している。

 今年度2回目は「機械安全方策の適用事例の紹介」と題して、平成28年3月22日(火)に浜離宮朝日ホール(中央区築地)において293名の参加者を得て開催した。

 

 本講演会では、始めに、労働災害を防止するため労働安全衛生法が改正(平成28年6月1日施行)され、一定の危険有害性のある化学物質(640物質)について事業場におけるリスクアセスメントが義務付けられることなどを背景に、機械安全国際規格ISO12100(機械類の安全性-設計のための一般原則-リスクアセスメント及びリスクの低減)の規格要求をベースとした化学物質の危険有害性(ばく露等)に対する安全方策事例を紹介した。

 引き続き、国立研究開発法人産業技術総合研究所の中坊嘉宏氏より、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による生活支援ロボット実用化プロジェクトが草案したパーソナルケアロボットの安全規格(ISO13482)が発行されたことを交え、移動作業型(操縦中心)ロボット、移動作業型(自律中心)ロボット、人間装着(密着)型ロボット、搭乗型ロボットの安全について紹介した。我が国は少子高齢化や老朽インフラ等、「課題先進国」であるが、その課題を「ロボット大国日本」が世界に誇るロボットで解決を目指すのが現在進められているロボット革命である。その一環として、次世代サービスロボットと人の共存のためには安全問題の解決が中心となるが、安全の責任分担の考え方も課題である。

 最後に、機械安全の国際規格適用事例として、プレス機械のリスク低減の進め方とプレス機械のリスク低減事例について、プレス機械のCEマーク認証概要と(プレス)機械への機能安全の適用なども含めて紹介した。

 

 講演後の聴講者アンケートについては、貴重なご意見として今後の機械安全活動の参考する。

 

講演会会場
 
 講演会次第 

 

[講演概要]

 

1.主催者挨拶 

   [日本機械工業連合会 宮崎標準化推進部長]

2.ISO 12100の視点における危険有害性による危険源への安全方策 (PDFファイル 2.99MB)(禁無断転載)

  ・ISO 12100の規格要求                           

 ・保護方策の実施に向けたISO 12100の展開手順

 ・安全データシートSDSから入手される危険有害性の情報

 ・化学物質ガスの許容濃度と工学的方策(例)

 ・安全データシートSDSから特定される薬液の有害性の情報

 ・化学物質薬液の許容濃度と気中濃度測定について

 

3.介護ロボット、生活支援ロボットの開発、実証、導入と安全 (PDFファイル 6.82MB)(禁無断転載)

 ・ロボット革命

 ・パーソナルケアロボットの安全(ISO13482)

  -NEDO生活支援ロボットプロジェクト

 ・介護ロボットの安全

  -ロボット介護機器開発V字モデル

  -メタモデルに基づく3階層モデル

  -SysMLによるシステム記述

   
㈱エヌ・エス・エス 内藤 博光氏    

国立研究開発法人産業技術総合研究所

 中坊 嘉宏氏

 

4.機械安全の国際規格適用事例【プレス機械への適用】(PDFファイル 2.54MB)(禁無断転載)

 ・プレス機械(定義)と機械安全の国際規格のC規格とは

 ・(プレス)機械のリスク低減の進め方

 ・プレス機械のリスク低減事例

 ・プレス機械のCEマーク認証概要

 ・(プレス)機械への機能安全の適用

  

 
コマツ産機㈱ 畑 幸男氏
 

 

 

 

 

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