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講演会

講演会「企業の『機械安全』取り組み事例紹介」

SUMMARY

  1.  “「機械安全」の新しい波―「機械安全マネジメント」を企業経営のプラスミッションに―”との標語を掲げ、日機連主催での講演会「企業の機械安全取り組み事例紹介」を平成19年2月7日(水)に機械振興会館大ホールにおいて開催した。参加者は機械および電気機械などの製造業を中心に、約230名の多数にのぼり、これは昨年の労働安全衛生法の改正施行や、昨今の多発する機械の安全性の不具合による災害事故を受けた「機械安全」に対する関心の高まりを示すものと言える。

  2.  この講演会は「機械安全」普及活動の一環として、日機連の機械安全推進特別委員会(委員長:前沢淳一/ 三菱重工業(株)代表取締役 副社長)の下に「機械設計リスクアセスメント普及部会」(主査:佐藤昌良/(株)東京機械製作所 取締役)を設置して企画・立案され、昨年7月開催の「講演会」、10月開催の「シンポジュウム」に引き続き、改めて参考となる企業の『機械安全』に係る取り組み事例・課題等々を紹介する「講演会」を開催することにより各企業における実践のヒントとしてもらいたい趣旨で開催されたものである。

  3.  企業の取り組み事例をご紹介するにあたって、以下の4つの異なるケースを事例テーマとして取り上げた。

    (1) 機械ユーザーとしての、事業所における取り組み事例

    (2) 機械メーカーとして、トップマネジメント主導の取り組み事例

    (3) プレス機械の取り組みを踏まえた、設計、製造における取り組みの考え方

    (4) 安全が特に事業化のキーとなるサービスロボットの取り組み事例

    講演では、(1)の事例として、トヨタ自動車鰍フ宮川光雄氏により「トヨタの機械安全への取り組み」、(2)の事例として、関東混合機工業鰍フ林孝司氏により「食品機械産業の機械安全に関する顧客ニーズと我が社の取り組み」、(3)の事例として、コマツ技術アドバイザーの高橋岩重氏により「製造者に求められる安全な設計・製造」、(4)の事例として、富士重工業鰍フ青山元氏により「清掃ロボットの機械安全」とそれぞれ題して講演を行った。

     従って、4例それぞれ特色のある事例発表を行うことが出来た。

  4. 講演終了後には、参加者にアンケート調査を実施し、その回収率は約70%であった。その結果を見ると、9割超の方から好意的な評価を受けることができた。但し1割弱の方からは評価を頂けなかった。そのご意見は、次回同様な講演会等を企画する際、配慮して行きたい。

    また、企業が抱える解決すべき課題としては、「安全確保に対する技術力の向上」、「安全規制への適合」、「企業内の人材育成」などで、更に、次回希望するテーマとしては「国際安全標準や法規制などの内容・動向」などが上位にあり、これらは、今後の日機連の「機械安全」に係る普及活動計画を示唆するものであると考える

  5.  今回の講演会は、「企業の機械安全取り組み事例紹介」という関心が高いテーマであり、早期に定員を上回る申し込みを頂き、多くの方にお断りのご連絡を差し上げざるを得ない状況となった。関心の高さを、改めて認識した。一方、事例発表に積極的に手を挙げて下さる企業が少ないのが事実であり、今回発表頂いた4社に感謝申し上げます。

 

講演会の内容

石坂 日機連事務局長 挨拶

 

 

1. トヨタの機械安全への取り組み (PDFファイル7.38MB)(禁無断転載)

講師: トヨタ自動車 安全健康推進部 部付 主幹 宮川 光雄氏

・ トヨタの安全活動の歴史

・ 災害発生状況・背景

・ 人を主語とした機械安全

・ 本質安全化への取り組み

・トップポリシーに基づく活動事例

・グローバル対応

・リスクアセスメント&マネジメントシステム

・トヨタの安全衛生教育等

 

2. 食品機械産業の機械安全に関する顧客ニーズと我が社の取り組み(PDFファイル2.69MB)(禁無断転載)

講師: 関東混合機工業 代表取締役社長 林 孝司氏

・ 経営指針

・ 会社概況・沿革

・ KANTO MIXERのラインナップ

・ 食品機械基盤技術開発株式会社

・日食工が取り組んだ近年の安全・衛生に関する主な事業

・食品機械の生産額等推移

・食品産業界の動向

・当社における安全衛生設計に関わる経緯

・当社リスクアセスメントに対する取り組み

・当社のこれからの問題点

 

3. 製造者に求められる安全な設計・製造(PDFファイル2.93MB)(禁無断転載)

講師: コマツ技術アドバイザー 高橋 岩重氏

・ 災害の実態と業界動向

・ 製造者サイドの業務改善状況

・ 求められる機械安全の実際と課題

・推進事例
    ・業界での機械安全の取り組み事例・・・鍛圧機械工業会活動
    ・サーボプレスの安全規格策定・・・要件事例
    ・要件方策によるリスクアセスメントの平準化・・・省力化(C規格)

・ 事故に共通する課題

・製造者が要求される安全に対して考えること

 

4. 清掃ロボットの機械安全について(PDFファイル1.21MB)(禁無断転載)

講師: 富士重工業 戦略本部 クリーンロボット部 部長 青山 元氏

・ ロボットの安全設計の考え方

・ 作業のスケジュール・シナリオ

・ 設置環境・移動環境

・ 米国の労災に関わる法及び保険の実態
   ・想定するユーザ(一般・スタッフ)、ユーザの条件
   ・作業におけるユーザとの想定されるインタラクション
   ・作業における危険源
   ・ロボット仕様
   ・リスクアセスメント表

 

  

備考:経済産業省主催で新たに創設された「今年のロボット大賞」2006の大賞を同社の「清掃ロボット」が受賞した。その受賞機と同系列「清掃ロボット」が当機械振興会館で試行されていたので、当会場の入口に展示した。

 

 

 

 

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