JKA補助事業
補助事業番号: |
27-86 |
補助事業名: |
平成27年度世界の製造業のパラダイムシフトへの対応調査研究補助事業
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補助事業者名: |
一般社団法人 日本機械工業連合会 |
1.補助事業の概要
(1)事業の目的
世界のものづくり強化のパラダイムシフトの方向とものづくりに革新をもたらす技術を把握し、今後日本が強みを発揮するために磨き上げるべき製造技術とプロセス変革の方向性を見極め、我が国が引き続き「ものづくり立国」であり続けるためには、どのような方向で進むべきかを明らかにし、機械工業の振興に寄与する。
(2) 実施内容
①世界の製造業のパラダイムシフトへの対応調査研究
ドイツのインダストリー4.0や米国のIIC(インダストリアル・インターネット・コンソーシアム)など内外の動向をサーベイするとともに、先端的な取り組みを行っている工場視察、有識者講演を通じ最新の動きを把握した。また、パラダイムシフトに関連する先行事例を収集し、長期的戦略の考察に資する観点から分類化して具体例を整理した。さらに製造業のパラダイムシフトに対する企業の受け止め方、日本のものづくりの強み弱みの認識等についてアンケート調査を実施した。それらの実態を踏まえ今後機械工業が目指すべき方向性について検討し、欧米と異なる日本らしさが「現場力」にあるとの考え方に基づく「TAKUMI4.0」のコンセプトを提案した。
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会合風景 |
グループディスカッション
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先進事例視察調査 |
有識者講演 |
2.予想される事業実施効果
大きな衝撃を与えたドイツのインダストリー4.0に対して、我が国企業の認識、対応はこの1年で変わった。ハノーバーメッセ2016では昨年は危機感を持ち情報取集している状況から、スマート工場に関連した自社の技術・製品をアピールする場として出展する企業が増えている。国内の政策も相次ぎ打ち出され、RRI(ロボット革命イニシアティブ協議会)やIVI(インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ)など対応する組織も設立され、国内の企業間連携の動きも進み出している。今後、これら組織と連携・協力しつつ、中・長期的視点や機械業界の横断的視点から新たな核となる企業間連携やものづくりのあり方の提案などが期待されている。
3.本事業に係る成果物
平成27年度世界の製造業のパラダイムシフトへの対応調査研究 報告書
(2)(1)以外で当事業において作成したもの
なし
4.事業内容についての問い合わせ
団体名: |
一般社団法人 日本機械工業連合会(イッツパンニホンキカイコウギョウレンゴウカイ) |
住所: |
105-0011 東京都港区芝公園三丁目5番8号 機械振興会館 |
代表者: |
会長 岡村 正(オカムラタダシ) |
担当部署: |
業務部(ギョウムブ) |
担当者: |
部長 多並輝行(タナミテルユキ) |
電話番号: |
03-3434-5383 |
FAX: |
03-3434-6698 |
E-mail : |
t.tanami@jmf.or.jp |
URL: |
http://www.jmf.or.jp |
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この事業は、競輪の補助金を受けて実施したものです。
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